TG-DTA8122
示差熱-熱重量同時測定装置
重量変化と吸熱・発熱反応の測定
TGとDTAの同時測定装置です。
TGは、水平差動方式を採用しており、雰囲気ガスの流量による影響も小さく、微小重量変化も高精度で検出可能です。
重量変化速度により温度制御を行うダイナミックTGを標準搭載し、高分解能TG測定が可能です。制御モードは、SIA、CRCから選択できます。
水蒸気雰囲気下での測定や、発生ガス分析などの拡張性も十分に配慮した設計になっています。
オートサンプルチェンジャー(ASC)付きのTG-DTAは28試料までセットが可能で測定条件は単一ウィンドウで簡単に設定ができます。測定点数が多いとき、または無人運転を必要とするときに有効です。お手持ちのEVOシリーズのTG-DTAをグレードアップすることもできます。
TG-DTA8122 概要
正確な補正をもたらす水平差動トリプルコイル天秤
ツインホルダの差動型TG-DTAは水平差動トリプルコイル方式が採用されています。この方式によりドリフトの原因となるさまざまな変動が補正・キャンセルされます。一段と高精度な重量変化測定が手軽に実現できます。
多様な測定ニーズに対応する豊富な測定システム
微小重量変化測定に最適な水平差動型TG-DTAは、分離定量性に優れたダイナミックTG(CRC・SIA法に対応)を搭載しています。また、サンプルの自動交換が可能なTG-DTA-SLのラインアップに加え、発生ガスから化学反応情報が得られるTG-DTA/GC-MSに拡張が可能です。
多彩な電気炉に対応
標準電気炉、高温電気炉に加え試料変化を観察できる試料観察炉、雰囲気耐性に優れた傍熱電気炉、高速昇温に最適な赤外線加熱炉、水蒸気雰囲気測定に欠かせない恒温化電気炉に交換可能です。
TG-DTA + ASC
オートサンプルチェンジャーは後から付加可能
コンパクトなオートサンプルチェンジャーにより本体上部カバーを交換するだけで付加ができます。
標準容器をそのまま使用可
オートサンプルチェンジャー専用の容器は不要です。
割り込み処理も可能な単一試料測定
単一試料測定専用ウィンドウを用意し、1つの試料も簡便に測定できます。また測定途中であっても割り込み処理により緊急性の高い試料を優先的に測定することが可能です。
レファレンス容器も自動交換
3種類のレファレンス用容器をセット可能です。24試料のうちアルミ、アルミナ、Pt容器等、種類の違う容器を使用する場合にも試料側容器に対応したレファレンス容器を選択できます。
豊富な電気炉システムに対応
冷却効率の優れた赤外炉システムやガス雰囲気に強い傍熱電気炉等にも対応しています。
TG-DTA8122 特長
TG-DTA8122 仕様
モデル名 | Thermo plus EVO2 TG-DTA8122 | |
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装置名 | 示差熱-熱重量同時測定装置 | |
天秤方式 | 水平差動型示差熱天秤(TG-DTA) | |
測定方式 | 水平差動型トリプルコイル方式 | |
測定温度範囲 | 標準型:室温~1100℃ 高温型:室温~1500℃ 試料観察型:室温~1000℃ 標準型赤外線加熱*1:室温~950℃ 高温型赤外線加熱:室温~1500℃ |
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昇温速度 | 標準型、高温型、試料観察型:100°C /min(室温~1,000°C) 標準型赤外線加熱:室温~700°Cまで120秒*2 高温型赤外線加熱:室温~1000°Cまで60秒*2 |
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試料量 | 最大 1g | |
TGレンジ | 500mg | |
TG分解能 | 0.1μg | |
DTAレンジ | 2000μV | |
測定雰囲気 | 空気・不活性ガス・減圧・水蒸気 | |
オプション | オートサンプルチェンジャー(試料数:28個、レファレンス:3個、較正用試料:5個)/試料観察ユニット/安全カバー | |
装置寸法 | 350(W) x 310(H) x 669(D)(mm)/480(W) x 483(H) x 669(D)(mm) (ASC付き) | |
重量(本体) | 28kg/43kg (ASC付き) | |
電源 | 1Ø, AC100-120V/200-240V 50/60Hz 15A | |
*1 200 V電源、電源ユニットPU-4Kが必要です。 *2 ステップ加熱 |
TG-DTA8122 オプション
以下のアクセサリーが、この製品で使用できます。