nano3DX
高分解能3D X線顕微鏡
サブミクロン領域を観察するX線顕微鏡が誕生
リガクの nano3DXは、サブミクロンの分解能を持つX線顕微鏡です。1200Wの高輝度X線源と疑似平行ビーム方式を組み合わせており、一般的なCTでは観察が困難な低密度試料も高コントラストに撮影することができます。ターゲット材はW、Mo(17 keV)、Cu(8 keV)、Cr(5.4 keV)があり、試料の材質やサイズによって選択できます。Mo、Cu、Crがターゲットの場合は、低エネルギーの特性X線による撮影が可能なため、低密度試料も高コントラストに撮影できます。最高倍率のレンズを使用することで、325 nmのボクセル分解能とサブミクロンの空間分解能を実現できます。


nano3DX 概要
高分解能3DX線顕微鏡
リガク独自の高輝度X線発源と高分解能X線カメラの組み合わせにより、サブミクロン領域が観察できるX線顕微鏡が誕生しました。
高い空間分解能と高い密度分解能での撮影が可能です。広視野観察もでき、ユーザーインターフェイスも充実しています。
高い空間分解能
複合素材・薬剤などの試料内部をサブミクロンレベルの高分解能で2D・3D観察ができます。
・高分解能検出器 ・疑似平行ビーム方式による撮影
・安定性の高いX線源 ・高精度の試料ステージ
高い密度分解能
樹脂中の炭素繊維など、軽元素素材の高コントラスト観察が可能です。
・用途に応じた特性X線の選択
・高輝度かつ高強度のX線源
広視野観察
分解能を落とすことなく、広視野撮影が可能です。
・高画素数のX線検出器
・大きなデータを3D表示できるソフトウェア
nano3DX 特長
nano3DX 仕様
製品名 | nano3DX | |
---|---|---|
手法 | X線顕微鏡(XRM) | |
用途 | 高解像度3Dコンピュータ断層撮影 | |
テクノロジー | X線トモグラフィー | |
主要コンポーネント | 回転対陰極型高輝度X線発生装置、高分解能X線カメラ | |
オプション | Mo、Cr X線ターゲット | |
制御(PC) | 外部PC、MS Windows® OS、nano3Dcalcソフトウェア | |
本体寸法 | 1300 (W) x 1640 (H) x 655 (D) (mm) | |
質量 | 650 kg (本体) | |
電源 | 三相 200-230 V, 15 A | |
nano3DX オプション
nano3DX アプリケーションノート
以下のアプリケーションノートはこの製品に関連しています。
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B-XRI1017 - 3D X 線顕微鏡による 糠層の体積分率と厚さ分布の解析
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BATT1023 - リチウムイオン電池用正極材の粒径および粒子間空隙の評価
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BATT0005 - X線顕微鏡(XRM)を用いた正極塗布シートの空孔分析
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BATT0003 - 電池評価
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B-XRI1014 - マイクロ X 線 CT による 錠剤内部のクラックの観察と解析
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B-XRI1013 - マイクロ X 線 CT による 薬剤粒子コーティングの観察と解析
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B-XRI1006 - 高分解能3DX線顕微鏡による樹脂中の空隙の解析
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B-XRI1005 - 高分解能3D X線顕微鏡によるCFRPの繊維配向解析
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B-XRI1007 - 高分解能3D X線顕微鏡による セラミック複合材中の成分の可視化
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B-XRI1004 - 高分解能3D X線顕微鏡によるCFRP中の異物の可視化とサイズ解析
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B-XRI1002 - ストリングチーズ中の乳タンパク凝集状態の観察
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B-XRI1001 - ラミネートセル電池のX線顕微鏡CT観察
nano3DX イベント
