熱分析豆知識
第11回 セラミックスの焼成過程における熱分析の活用(3)
昨今のセラミックスは目的にあわせた物性を持つように多種多様な雰囲気下で焼成する場合も多く、熱分析においてもそのような雰囲気下での試験が求められています。また、セラミックスだけではなく金属焼結体(MIM)においても同様に特殊雰囲気による焼成が行われています。酸化防止のために還元雰囲気を使用したり、炭化物低減のために水蒸気雰囲気中で脱バインダーを行ったり、複雑なものであれば焼成温度域によって雰囲気を変更したりする場合も考えられます。最近の熱分析ではこのような多種多様な雰囲気での測定が可能な装置もあります。
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