熱分析豆知識
第23回 TG-MS分析の試料量
TG-DTAとMS又はGC-MSを組み合わせた発生ガス分析を行う場合、試料量は発生ガス量に合わせましょう。目安としては試料が100%減量する場合は1~2mg程度、数%しか減量しない場合は10mg以上入れましょう。未知試料の場合はどのくらい減量するかわからないので、まずは1mg程度で測定してみるとよいでしょう。
試料量1mgと聞くとTG-DTA単体の測定では少ないと感じるかもしれませんが、万が一、試料を多めに入れて発生ガスが大量に出た場合、ガスの種類によっては装置の汚染を招く恐れがあります。
メンテナンスの手間を考えると、試料は少なめにする事をおすすめします。
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