プラスチック・ゴム

プラスチックやゴムでは、融解、結晶化、硬化、ガラス転移、分解、膨張、収縮などの熱的特性が製品性能やその寿命に直結します。

例えば、DSCを用いたガラス転移や融解温度の測定は使用温度条件に適合する材料選定に有用です。膨張および収縮量からは膨張率や膨張係数が計算できます。

また、TG-DTAを使用することにより、耐熱性や熱分解に対する添加剤の影響を判断することで製造プロセスの改善やリサイクル技術の開発に寄与します。ゴム中のカーボン分や有機分、灰分の定量についても、TG-DTAによる測定法が広く利用されています。

TMA測定では、使用温度環境下での膨張収縮などの機械的特性を評価でき、材料の選定や製品特性の改善に有効です。

TG-DTA、DSCデータと同時に温度変化に伴うサンプル画像を取り込むことができる試料観察測定により、形状・流動性の変化や色変化(黄変)などの情報を得ることができます。

水蒸気発生装置と組み合わせることで一定相対湿度雰囲気下においてTG-DTA測定、TMA測定が可能であり、ガラス転移、分解、膨張、収縮などについて水分による影響を評価することも可能です。

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