解析ソフトウェア
リガクX線CTは、X線CT画像での画像処理やセグメンテーション、定量および寸法解析などを行う、各種ソフトウェアと互換性があります。
市販およびフリーの解析ソフトウェア
リガクX線CTは、さまざまな視覚化および解析ソフトウェアパッケージと連携します。以下は、市販およびフリーのソフトウェアツールの一例です。*以下リンクは英語ページを含みます。
市販品 | Dragonfly | VGSTUDIO MAX | digiM I2S | AVIZO | GeoDict |
製造元 | Object Research Systems | Volume Graphics (a company of Hexagon) | digiM Solution LLC | Thermo Fisher | Math2Market |
特長 |
材料科学と生命科学向けの優れたソフトウェアで、使いやすいディープラーニングセグメンテーションモジュールがあります。 |
CT測定データを用いたGD&T および一般的な寸法解析用途に利用される業界標準ソフトウェアです。 本ソフトウェアは、PTB (Physikalisch-Technische Bundesanstalt) および NIST (National Institute of Standards and Technology) でのテスト、検証を受けています。 |
完全なクラウドベースのソフトウェアで、データ保存とデータ管理サービスを提供しています。 医薬品産業におけるさまざまなシミュレーション研究に使用されています。 |
高度な操作と柔軟性を併せ持つ玄人志向のソフトウェアです。 材料科学、計測学、シミュレーションなど、幅広いニーズに対応できます。 |
フィルトレーション、岩石、電池など、幅広いシミュレーションモジュールを拡張できるソフトウェアです。 |
フリー | Fiji (ImageJ) | 3D Slicer | Tomviz |
開発元 |
オープンソース これは Wayne Rasband氏のプロジェクトで多くの開発者が貢献しています。 1997年にNIH Image.のクロスプラットフォームバージョンとして開発されました。 |
オープンソース |
オープンソース Kitware, Inc.,の Marcus D. Hanwell 氏と Utkarsh Ayachit 氏、コーネル大学の David A. Muller 氏および ミシガン大学 のRobert Hovden 氏によって設立されました。これは 米国エネルギー省科学局との契約 DE-SC0011385にて実施されました。 |
引用 | |||
フォーラム |
|
||
特長 |
無料であり、高性能なコンピュータも必要ありません。大規模なユーザーコミュニティが存在します。 |
無料であり、3Dレンダリングとセグメンテーションを手軽に利用できます。 |
無料であり、3Dレンダリングとセグメンテーションを手軽に利用できます。 |
X線CT解析ソフトウェアについてのウェビナー、ワークショップ、ブログ記事
Dragonfly
- Virtual workshop: CT Data Analysis Techniques Using Dragonfly Part 1
- Virtual workshop: CT Data Analysis Techniques Using Dragonfly Part 2
- Ask the Expert webinar: Deep Learning Image Segmentation - Practical Knowhow
- Blog article: CT Analysis Software Product Review: Dragonfly by ORS
VGSTUDIO
- Ask the Expert webinar: Voxels to Mesh Data to Simulation – How to Use CT for Metrology and Simulations
- Blog article: CT Analysis Software Product Review: VGSTUDIO by Volume Graphics
DigiM I2S
- Ask the Expert webinar: Advancing Drug Development with High-resolution X-ray CT - Transformation of Decision Making with Digital Assets
- Blog article: How Should I Manage X-ray Tomography Data? – The Danger of Relying on Hard Drives and How to Avoid Costly Problems
GeoDict
- Deep Dive virtual workshop series
- Ask the Expert webinar: Digital Rock Physics – When and How to Use It
- Ask the Expert webinar: Filtration Simulation – How to Make the R&D Cycle More Efficient
ImageJ
- Virtual workshop: CT Data Analysis Techniques Using ImageJ
- Virtual workshop: Viewers Choice - CT Data Analysis Techniques using ImageJ
- Virtual workshop: Processing Images Using ImageJ
- Virtual workshop: Refining Segmentation Using ImageJ
- Virtual workshop: Demystifying Reconstruction Using ImageJ
- Mini Tutorials - X-ray CT Explained with ImageJ
どのように解析ソフトウェアを選べばよいか
私たちは、解析のニーズに応じて主にDragonfly、VG STUDIOを使用しています。
*他のソフトウェアはソフトウェアメーカーおよび日本販売代理店にサポートを依頼しております。
Dragonflyは比較的安価で使いやすく、材料科学と生命科学のCTデータ解析においてお勧めのソフトウェアです。深層学習による画像セグメンテーションは初心者にも使いやすく、処理の難しい画像をセグメンテーションすることができます。この機能により、各種材料の体積比、粒径分布、繊維方向、空隙率、空隙ネットワーク、コーティング厚など、多くの材料科学および生命科学向けアプリケーションの解析が可能です。
VG STUDIOは、GD&T(幾何学的寸法測定)解析や設計(CAD)データ vs 現物(CT)データ比較などの計測アプリケーションの業界標準ソフトウェアです。このソフトウェアのアルゴリズムは、Physikalisch-Technische Bundesanstalt(PTB)とNational Institute of Standards and Technology(NIST)によってテストおよび検証されています。また、プロセス制御向けの包括的な自動化パッケージも提供しています。
各種ソフトウェアによる解析処理を適切に実行するには、ハイエンドのワークステーションが必要です。仕様を満たすコンピュータをお持ちでない場合は、弊社もしくはソフトウェアメーカーに連絡し、デモンストレーションをご依頼ください。