XtaLAB Synergy-i
マイクロフォーカス封入管システム 搭載単結晶X線構造解析装置
低分子試料の構造解析のための単結晶X線回折装置
XtaLAB Synergy-iは、リガク独自の高精度κゴニオメーターとHPC(ハイブリッドフォトンカウンティング)X線検出器を備えた、高輝度でありながらランニングコストを抑えたマイクロフォーカス管搭載の単結晶構造解析装置です。このシステムはCuまたはMoの単線源もしくは両線源を装備することができ、広範囲のサンプルに対応します。 XtaLAB Synergy-iは、データを効率的かつ正確に収集して処理することができる、CrysAlisProソフトウェアパッケージによって制御されます。メンテナンスもほとんど必要とせず、研究室用の理想的な回折装置です。
XtaLAB Synergy-i 概要
利点:
デュアルソース、シングルソースの選択にかかわらず、XtaLAB Synergy-iには、X線源から検出器まで最新のテクノロジーが駆使されています。
- シンチレーターフリーのハイブリッドフォトンカウンティング(HPC)検出器は、他に例を見ない感度を実現するHPC技術により最先端の性能を保証するように設計されています。
- デュアルソースまたはシングルソース構成で搭載可能なマイクロフォーカス封入管X線源 PhotonJet-i(Cu / Mo)は、低消費電力でありながら、さまざまな種類のサンプルを測定するのに十分な輝度を有しています。
- κゴニオメーターは、Cu線源またはMo線源のどちらを使用しても、対称性が低いサンプルに対しても効率的に必要な反射を取得します。
XtaLAB Synergy-i 特長
マイクロフォーカスX線源Photonjet-i
Photonjet-i はマイクロフォーカス管と多層膜集光ミラーから構成され、標準の封入管よりも高い輝度のビームを照射することが可能です。線源はCu、Moから選択することができ、用途に合わせて選択できます。
高速ゴニオメーター搭載
高速かつ多軸同時作動するκゴニオメーターとの組合せにより、これまでとは比較にならないほど、高速かつ高品質なデータを収集することが可能になりました。
より小さい結晶にも
ノイズを極めて低く抑えることで微小な回折も正確に検出可能なハイブリッドフォトンカウンティング(HPC)検出器により、微結晶の測定に大きな力を発揮します。
より安全に
人間工学に基づいた筐体設計と安全回路により、最高レベルの安全性を有しています。
2波長搭載可能
Synergy-iはマイクロフォーカスX線源Potonjet-iをを2波長搭載可能です。また、単波長から2波長へのアップグレードも可能です。
特別な電源工事不要
消費電力は800 Wと小さく、単相100 Vで稼働するため、 三相200 V用の特別な電源工事は必要ありません。冷却システムは内蔵しており、外付け送水装置等、追加のユーティリティも必要ありません。
XtaLAB Synergy-i 仕様
製品名 | XtaLAB Synergy-i | |
---|---|---|
手法 | 単結晶X線回折 | |
用途 | 分子の結晶構造解析 | |
主要コンポーネント | マイクロフォーカス封入管X線源 PhotonJet-i 、HPC検出器(HyPix-Bantam)、κゴニオメーター | |
オプション | Oxford Cryostream、Cobra、Intelligent goniometer head、高圧キット | |
制御(PC) | 外部PC, MS Windows® OS, CrysAlisPro ソフトウェア | |
本体寸法 | 1300 (W) x 1875 (H) x 850 (D) (mm) | |
重量 | 550 kg (本体) | |
電源 | 単相100~130Vまたは180~240V |
XtaLAB Synergy-i オプション
以下のアクセサリーが、この製品で使用できます。