事業紹介

遺伝子は基礎研究の時代から、機能解明による応用・利用の時代に移行し、 環境、食品、医療など遺伝子応用分野のいっそうの広がりが期待されています。 さらに、ライフサイエンス技術と情報技術(IT)の融合により、未知の分野が拓かれようとしています。

リガクは、

• 創薬に不可欠とされるたんぱく質構造解明などの研究に活用されている単結晶Ｘ線回折装置(XtaLAB Synergy)
• 医薬品の結晶多形解析に活用されている粉末Ｘ線回折装置(MiniFlex)
• 薬の溶融時に発生するガス成分をしらべる熱分析・質量分析同時測定装置(TG-MS)など、そのテクノロジーで未来開発に深くかかわっています。

マテリアルサイエンス分野では、

私たちの身の回りは、金属、プラスチック、生体材料、木材など、実に多種多様な材料で囲まれています。原子の配列とその物質が持つ性質との関係を理解し、目的・用途に合った新しい材料の設計・創成により、技術革新の基盤が支えられています。
リガクは、

• 材料の熱物性評価に活用されている熱分析装置(Thermo plus EVO II)
• 熱的変化と結晶状態変化を同時に測定するXRD-DSC
• トナーの帯電保持特性や有機ELの劣化を評価するための熱刺激電流測定装置(TSC)など、先端材料の研究開発を支えています。

半導体・電子材料分野では、

21世紀のエレクトロニクスは、原子レベル、分子レベルで制御された物質の創製、その極限の世界で発現する性質・機能を積極的に利用し たデバイスの開発、さらに電子や光の融合による新しい機能デバイスの開発やそれらの応用システムを構築しつつあります。

リガクは、

• Ｘ線の全反射現象を利用し、ウェーハ表面上の極微量汚染物質の組成、構造をしらべる全反射蛍光Ｘ線分析装置TXRFや薄膜評価用試料水平型Ｘ線回折装置(SmartLab)
• CDなどに使われている磁性膜の高密度評価や化合物半導体の結晶構造評価に使われているＸ線回折装置など、エレクトロニクスの基盤技術を支えています。

ナノテクノロジー分野では、

超微細な世界を取り扱う技術であり、原子・分子レベルで起きる現象を自在に操作・制御することにより、望みの性質を持つ材料、望みの機能を発現するデバイスが実現されようとしています。これらの優れた機能は、材料分野・情報技術・バイオ／医療・環境・エネルギーといった、様々な分野での応用が期待されています。
リガクは、

• 金のナノ粒子やLow-k膜のナノ空孔を調べるための小角散乱測定装置（多目的Ｘ線回折装置SmartLab）と粒径・空孔径解析ソフト(NANOSolver)など、ますます重要になるナノスケールオーダーの計測・分析に貢献しています。

環境・資源・エネルギー分野では、

地球環境と調和した継続的な科学技術の発展を目指し、未来のエネルギー利用や資源の開発に関わる基礎科学、大気環境分析、環境を最優先に考慮したものづくりなど、人類は地球保全のため様々な課題に取り組んでいます。
リガクは、

• リサイクルのための材料開発に寄与する蛍光Ｘ線分析装置(ZSX)
• 建築物の耐火料として使われてきたアスベストの有無を調べるＸ線回折装置
• 土壌、プラスチックや合金中の有害金属を現場で測定する携帯型成分分析計など、環境にやさしい技術開発や生産活動を支えています。

プロセスアナリシス分野では、

生産プロセス管理には、製品の品質確認と工程へのフィードバックが不可欠であり、“より迅速”かつ“より高精度”な分析手法が要求されています。さらに、これからの生産システムには原材料の受け入れから出荷製品、廃棄物の管理にいたるまで環境への配慮が必須となっており、これらの監視・コントロールのために”元素分析”の重要度が増しています。
リガクは、

• セメント・金属・セラミックスなどの原材料分析を行う走査型蛍光Ｘ線分析装置(ZSX)
• 工程管理を迅速に行うための多元素同時分析型蛍光Ｘ線分析装置（サイマルティックス）
• メッキの厚みや組成をリアルタイムで管理するためのオンライン付着量計（蛍光Ｘ線分析装置）など、工程管理・品質管理や環境管理に関する“元素分析”で貢献しています。