分離型TG-DTA

グローブボックス環境に応える
リガクの分離型TG-DTA

『設置スペースが狭くて置けない』『危険なサンプルなので、隔離したい』などのお客様の声にお応えした、天秤部本体と制御回路部とを分離してそれぞれ設置できるTG-DTAです。設置の自由度が高く、省スペースでの設置やグローブボックス内への設置などが容易です。 電気炉のOPEN/CLOSE動作は回路部のボタンで操作します。

ASCの付属や試料観察炉型などへの対応も可能です。

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分離型TG-DTA 概要

高感度材料、反応性材料、有害物質などを扱う熱分析では、試料を安定した環境で安全に取り扱い、信頼性の高い測定結果を得ることが重要です。リガクでは、このような測定に対応するため、グローブボックス内で使用できる分離型TG-DTAをご用意しています。

大気や湿気を避けて測定したい試料はもちろん、作業者や周囲環境への配慮が必要な試料にも適した構成です。

 

なぜグローブボックスが必要なのか ―制御された雰囲気が求められる理由

材料によっては、空気や湿気に触れるだけで特性が変化したり、反応を起こしたりすることがあります。

例えば、吸湿性物質、酸素感受性化合物、反応性金属粉末、電池材料、放射性物質、有害物質などでは、試料を外気から守りながら評価することが欠かせません。こうした場面で用いられるのがグローブボックスです。

グローブボックスは、密閉された作業空間の中で試料を取り扱うための装置です。一般的には、アルゴンや窒素などの不活性ガスで内部を満たし、試料を外気や水分から保護しながら作業できるようにします。

 

試料を外気に触れさせない熱分析へ

環境の影響を受けやすい材料を大気中で取り扱うと、短時間の暴露でも特性が変化することがあります。吸湿性材料では、わずか数秒の大気暴露で水分を吸収し、質量変化として現れる場合があります。こうした変化は、測定精度や再現性に影響し、材料本来の状態を正しく評価しにくくします。

熱分析装置をグローブボックス内に設置すれば、試料の保管、前処理、測定までを制御雰囲気下で進められます。試料を外気にさらさずに測定できるため、より信頼性の高い熱分析につながります。

 

グローブボックス測定に最適な分離型TG-DTA

『設置スペースが狭くて置けない』『危険なサンプルなので隔離したい』というお客様にも最適。

リガクの分離型TG-DTAは、天秤部と制御回路部を分けて設置可能で、限られたスペースにも導入しやすい設計になっており、グローブボックス内での熱分析にも適しています。

測定に必要な天秤部だけをグローブボックス内に置き、制御回路部は外部に設置できます。グローブボックス内の作業空間を圧迫しにくく、試料の取り扱いや装置操作のしやすさにもつながります。また酸素や湿気に敏感な材料、反応性物質、有害物質などを扱う研究開発や品質管理で、安全性と測定信頼性の両立に貢献します。

分離型TG-DTAのメリット

  • 設置の自由度が高い(限られたスペースにも設置が容易)
  • グローブボックス内の設置スペースを抑えられる
  • 試料や装置にアクセスしやすい
  • 保守・メンテナンスを行いやすい
  • 作業しやすい操作環境を保ちやすい

 

多様な測定ニーズに応える柔軟な構成

グローブボックス仕様でも、標準モデルと同様にASC(オートサンプルチェンジャー)や試料観察ユニットなど、各種オプションを選択できます。研究開発から生産現場の品質管理まで、測定目的や要求条件に合わせたシステム構成が可能です。

リガクの分離型TG-DTAは、グローブボックス内での安全な試料取り扱いと、高精度な熱分析を両立させたい場合に適した装置です。長年の経験をもとに、お客様のアプリケーションに合わせて柔軟に対応します。

 

制御雰囲気下で広がる熱分析の用途

グローブボックス仕様の熱分析装置は、制御雰囲気下での取り扱いが必要な幅広い分野で使用されています。試料ハンドリングと熱分析を同じ制御雰囲気下で行うことで、外気や水分による影響を抑え、信頼性と再現性の高い測定結果が得られます。

主な用途

  • 二次電池・全固体電池などの電池材料研究
  • エネルギー貯蔵材料の評価
  • 原子力・核関連技術分野
  • 金属粉末および積層造形
  • 高反応性化学材料の解析

 

用途に合わせた対応システムをご提案します

リガクは分離型TG-DTAを原子力施設向けとして他社に先駆けて製品化してきました。

これまでに培ったグローブボックス用途の経験を生かし、お客様の研究・開発テーマや測定要件に合わせた構成をご提案します。酸素や湿気に敏感な材料を扱う場合や、有害物質・反応性材料の評価で特別な安全対策が必要な場合は、ぜひご相談ください。

分離型TG-DTA 特長

グローブボックス内への設置が容易
天秤部・制御回路部分離型
設置の自由度が高いTG-DTA
ASCや試料観察ユニットの使用も可能

分離型TG-DTA 仕様

モデル名 Thermo plus分離型TG-DTA8122
装置名 分離型示差熱-熱重量同時測定装置
天秤方式 水平差動型示差熱天秤(TG-DTA)
測定方式 水平差動型トリプルコイル方式
測定温度範囲 室温~1,500 °C(電気炉の仕様による)
昇温速度 1~100 °C/min(電気炉の仕様による)
試料量 最大 1 g
TGレンジ ±250 mg
DTAレンジ ±1,000 μV
測定雰囲気 大気・不活性ガスフロー・ガスフロー・減圧
オプション オートサンプルチェンジャー(試料数:28個、レファレンス:3個)
試料観察ユニット
装置寸法 回路部 275(W) x 318(H) x 355(D)(mm)
天秤部 208(W) x 299(H) x 625(D)(mm)
重量 31kg (回路部:13kg、天秤部:18kg)
電源 1Ø, AC100-120V/200-240V 50/60Hz 15A

分離型TG-DTA オプション

以下のアクセサリーが、この製品で使用できます。

試料容器

測定する試料(特に試料が金属の場合など)によっては試料容器を融解させ、試料ホルダーなどを破損することがあります。

フローメーター

試料室に流す雰囲気ガス(不活性ガス、Airなど)の流量をコントロールします。

ガスセレクター

測定プログラムに連動し、試料室に流す2種類のガスを切り替えます。 樹脂配管、金属配管のいずれにも対応します。

2ch-フローコンポJr.

測定プログラムに連動して、炉内にフローするガスの切り替えやフロー量の設定が可能です。

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