熱分析豆知識
第28回 比熱容量の話(3)
DSCでは比較的短時間で試料の比熱容量が測定できるため、比熱容量を求める際によく用いられます。比熱容量を測定するために、 温度ホールド→昇温→温度ホールド の測定を行い昇温時のベースラインのシフト幅から計算して求めますが、温度変調DSCでも比熱容量を求めることは可能です。
温度変調DSCは「可逆反応、不可逆反応を分けることができる」といったことが特長になりがちですが、その"可逆反応"は試料の熱容量の変化を表しているため、温度変調DSCから試料の比熱容量を計算することができます。
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