XTRAIA MF-3400

第4世代インラインX線膜厚・密度モニター

パターンウェーハ対応 高速・高精度 XRF/XRR/XRD計測システム

XTRAIA MF-3400は、蛍光X線(XRF)、X線反射率(XRR)およびX線回折(XRD)技術を統合した、リガクのインラインX線薄膜・密度モニターの、第4世代(Gen 4)モデルです。

微小スポット径(75μm、 35μm)の単色化マイクロX線ビームとパターン認識機能を搭載し、ダミーパターンやICチップの特定部位などパターンウェーハ上の微小領域を利用して、ALD膜などの薄い膜から配線などの厚い膜まで様々な膜種の膜厚・密度が測定できます。 先端半導体製造の厳しいニーズに応えるために開発されたMF-3400は、X線源の強度、および搬送システムのスピード・精度を向上することで、約2倍のスループットを実現します。

XTRAIA MF-3400

XTRAIA MF-3400 概要

XTRAIA MF-3400は、XRFXRRXRD技術で膜厚・密度・組成を高精度に解析し、半導体ウェーハの特性評価をスピーディに実現します。本システムは、MF-3000シリーズの機能的優位性を そのままに、強度約2倍のX線源や新しい搬送システムを搭載。さらに、検索レス・オートフォーカスや搬送アームのリアルタイム位置制御といった、高度な自動化機能に加え、FOUPドア自動クローズ機能など、クリーンルーム環境で安定した運用を実現する新機能が搭載されています。

XTRAIA MF-3400 特長

MF-3000シリーズの機能的優位性を そのままに以下の新機能を追加しました
ハイスループット測定
従来モデル比で測定速度が40%以上向上。
X線管球の交換後に必要な調整作業を自動化
X線管交換時のダウンタイムを最小化し、安定した運用を実現します。
高精度ロボティクス
リアルタイム監視により、繰り返し精度が±0.1mmから
±0.04mmに改善。
FOUPドアクローズ機能
停電や緊急時にウェーハを自動的に保護し、安全性を確保します。
高強度 Cu X線管
XRF強度が約2倍に向上し、精度とスピードをさらに強化。
故障耐性を持たせたFFU
マルチファン構成により、1基が故障してもクリーン環境を維持し、スループットを途切れさせません。
FPソフトウェア方式
幅広い膜種・多層膜に対応し、膜厚と組成を同時解析。
検索レス・オートフォーカス
フォーカス検索時間を不要にし、測定サイクル全体を短縮。

XTRAIA MF-3400 仕様

製品名 XTRAIA MF-3400
手法 X線反射率(XRR)、X線回折(XRD)、蛍光X線(XRF)
検出器 XRR/XRD: HyPix 3000
XRF: SDD
X線源 高出力X線管球(Cu、Au、Mo)(従来比:強度約2倍)
精度 ±0.04 mm(従来機:±0.1 mmより大幅に改善)
ウェーハサイズ 200/300 mm

XTRAIA MF-3400 イベント

学会や展示会にご参加の際は、リガクの展示ブースにぜひお立ち寄りください。

  • AsCA 2025
    2025年12月1日 - 2025年12月6日
    Taipei, Taiwan
  • SEMICON Japan 2025
    2025年12月17日 - 2025年12月19日
    東京ビッグサイト 南ホール

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