XHEMIS TX-2000

次世代の全反射蛍光X線システム ― 半導体Fabにおける表面汚染管理用(最大200 mmウェーハ対応)

XHEMIS TX-2000は、TXRF 3760の後継機として開発されました。 20年以上にわたるノウハウを結集し、最先端の半導体製造工場における汚染管理において、安全性・安定性・分析性能をさらに高めました。

クリーンなウェーハ搬送を実現するFFUを標準搭載。さらに、ガラスやサファイアといった透明基板に対応します。 TXRF 3760の機能優位性をそのままに、次世代のSi、SiC、GaNの製造環境に向けて、よりスマートで高性能なプラットフォームへと進化させています。

XHEMIS TX-2000

XHEMIS TX-2000 概要

XHEMIS TX-2000は、業界で実績のあるTXRF 3760プラットフォームの進化形で、各種の国際安全規格に準拠し、スループット、自動化、およびデータインテリジェンスを強化しています。 TX-2000は、ウェーハ表面上の超微量金属汚染をインラインで非破壊で定量化し、SiC、GaN、Siデバイス製造におけるより厳密なプロセス制御と歩留まり最適化を実現します。

安全PLCによる監視機能を搭載し、操作性の改善、ユーティリティのデジタル化、さらに機械学習によるスペクトル予測ソフトウェア(オプション)の追加により、TX-2000はダウンタイムを最小限に抑え、安心かつ信頼性の高い運用を実現します。

XHEMIS TX-2000 特長

国際安全規格への適合
SEMI S2-0821, S8-0218, S14-1016, EN 60204-1:2018 (NFPA 79:2018), UL 508A 第3版
機械学習によるスペクトル予測ソフトウェア(オプション)
プロセスレシピからスペクトルプロファイルを予測することで、測定時間を短縮
二重インターロックシステム
二重インターロックシステムとカセットドア追加による可動部からの物理的隔離
透明基板対応
ガラス、サファイア、その他の透明ウェーハを、高度なオリフラノッチ探索センサーで精密に位置合わせ
安全PLC
安全PLCによるEMOボタン、電源、外装パネル、真空スイッチ、およびカセットドアの監視
ウェーハ有無センサとカセットサイズ自動検出
誤操作を防ぎ、スムーズな自動化を実現
IP22 / IP42に準拠した筐体
粉塵や液体の侵入の防止
FFU標準搭載
SMIF使用時に外部FFUが不要になり、ウェーハ搬送中の粒子汚染を最小化
SEMI F47準拠の電源ラック
電圧変動下でも安定した性能を確保

XHEMIS TX-2000 仕様

手法 全反射蛍光X線(TXRF)
測定対象 ウェーハ表面上の超微量金属汚染
対応サンプル Si、SiC、GaN、ガラス、サファイア;100 mm ~ 最大 200 mm ウェーハまで対応
検出限界 遷移金属に対して E9 atoms/cm²(典型値)
適合規格 SEMI S2-0821 / S8-0218 / S14-1016 / EN 60204-1:2018 / UL 508A 第3版 / SEMI F47
本体寸法 約 1050 mm H × 1025 mm W × 229 mm D(Fab 対応のコンパクト設計)
電源 200 V AC(DC24 V 制御システム)

XHEMIS TX-2000 イベント

学会や展示会にご参加の際は、リガクの展示ブースにぜひお立ち寄りください。

  • AsCA 2025
    2025年12月1日 - 2025年12月6日
    Taipei, Taiwan
  • SEMICON Japan 2025
    2025年12月17日 - 2025年12月19日
    東京ビッグサイト 南ホール

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