Stress プラグイン

品質管理から研究開発まで幅広い目的に対応する応力解析プラグイン

  • Sin2ψ, 2D, Multiple HKL法を用いた残留応力解析
  • バルク材料から薄膜材料まで様々な材料の残留応力を評価可能
  • 2D法を用いた、3軸応力や主応力の精密解析が可能
  • 弾性定数もしくはヤング率・ポアソンνを用いて残留応力を計算可能

残留応力解析

Stressプラグインでは、多結晶材料の残留応力状態をX線回折データから定量的に評価することができます。一般的なsin2ψ法による応力解析だけでなく、平面応力状態(σ11 , σ22 , σ12)あるいは3軸応力状態(σ11 , σ22 , σ33 , σ12 , σ23 , σ13)を仮定した応力テンソルや主応力の解析を行うことができます。また、薄膜材料の応力解析に有効な手法として、異なる回折格子面の歪みεhklから膜の平面応力状態を解析するMultiple-hkl法も搭載されています。データ処理機能としては、0次元, 1次元および2次元検出器で測定された各データを読み込み可能で、2次元画像の切り出しや1次元プロファイルのピーク処理(スムージング・バックグラウンド除去・LPA補正・Ka2除去・ピークサーチ, または, プロファイルフィッティング)を簡単に行うことができます。その他、豊富な材料データベースを基に、測定に使用する結晶格子面の無歪み回折角2θ0やX線的弾性定数(E, ν, K, S1 , S2)の計算機能などを備えています。微結晶粒子間相互作用(graini nt er acti on )の計算モデルには、Reuss(粒子間で応力一定)、Voi gt(粒子間で歪み一定)、 Neerf el d- Hill(Reuss- Voi gt の相加平均)、およびKröner(多結晶母相中に弾性異方性を有する球状単結晶粒が介在)の各種モデルを任意に選択できます。高い操作性と充実した機能により、品質管理から研究開発まで幅広い目的に応じた応力解析が可能です。

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