MRSAXS プラグイン

ナノオーダーからサブミクロンの粒径・空孔径分布を簡単に算出

  • 1次元および2次元の小角散乱データから粒子径を解析
  • 粒径サイズ分布のほか、D10、D50,D90も算出
  • DLS法と比較して、光の透過しない濃厚溶液も測定できます。
  • 複数の分布が混在する試料も解析できます。

粒径・空孔径分布解析

小角散乱データに基づいて、粉末、バルク、薄膜、液体中に存在する1 ~ 100 nm程度の粒子や空孔のサイズ分布を解析します。さらに、超小角(U- SAXS)光学系で測定すれば、1000nm程度のサイズまで解析できます。球、コアシェル、円筒、回転楕円体と言った様々な形状の粒子や空孔を解析できるほか、特定の形状を取らない場合でも解析できるデバイモデルを搭載しています。加えて、粒子・空孔が高密度に存在する場合の構造因子も考慮して、より正確なサイズ分布を算出することができます。

薄膜中の粒径・空孔径分布をより精密に解析

薄膜試料における粒子・空孔のサイズ分布は、薄膜表面および界面のラフネスによる散乱を考慮することで、より精密に解析できます。本手法は、特に粒子や空孔の絶対量が少ない場合や、サイズが小さい場合などに威力を発揮します。XRD測定プラグインでは、本解析を行うために必要なデータを収集するためのパーツアクティビティが用意されており、試料に関するいくつかの情報を入力するだけでデータ収集も簡単に行えます。

格子シミュレーションとギニエ/クラツキプロット

最小二乗法を用いた粒径・空孔径分布解析だけでなく、簡単な方法で1次元または2次元格子による回折線位置のシミュレーションを行えます。ギニエプロットによる慣性半径の算出も、簡単な手順で行えるようになっています。

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