Data Visualization プラグイン
大量データ解析の超効率化
- 大量の測定データの処理および表示機能
- 1DデータのWaterfallプロット(カラーマップ)表示
- 2Dデータ・1Dデータのスライドショー表示機能
- in-situ, Operando測定データの表示
- 温調アタッチメントやXRD-DSCアタッチメントを用いて測定したデータを、温度やDSCチャートと対比させて表示
- 充放電装置など外部機器から出力されるデータのインポート・リンク機能
- マッピング測定データの表示
- 各測定点のデータを、試料画像や測定点と対比させて表示
- 測定データの指定(抽出)は、測定点の指定のほか、試料画像上の領域や線分による指定が可能
- 解析プラグインとの連携
- PowderXRD, Stress, XRR, HRXRDプラグインによる自動解析
- 自動解析で求めたパラメーター(結晶相、応力値、膜厚・・)を、試料画像や測定点上に半透明カラーマッピング表示
- 自動解析で求めた各パラメーターの値の統計情報表示(ex:平均値、最大値、最小値など)
高速検出器の出現により、短い時間で大量のデータを収集することが可能になりました。Data Visualizationプラグインでは、温度変化測定などオペランド測定で収集した数千個のデータを、効率的に処理し、結果をわかりやすく表示します。
XYマッピング
XRD測定プラグインで用意されたXYマッピング測定パーツアクティビティを使用すれば、簡単な設定でXYマッピング測定を行えます。各データには測定位置(XY座標)が記録されるので、試料画像に、X線データから得られる物理量を簡単にマッピング表示できます。マッピングできる物理量は、ピーク情報(位置、FWHM、高さ、積分強度など)のほか、結晶相の重量比(定量結果)、結晶子サイズ、si n2Ψ法による応力解析結果、などです。
オペランド測定
温度や湿度などを変化させながら、X線回折測定などを行い、温度や湿度とともにX線パターンが変化する様子を簡単に確認することができます。ウィンドウの左側に温度や湿度のグラフ、右側にX線回折パターンが表示されます。左側のグラフで、ある温度や湿度を指定(クリック)すると、その温度や湿度でのX線パターンが右側に表示されます。スライドショーを表示することもでき、X線パターンの変化を簡単に視覚的に把握することが可能です。
測定開始の同期とテキスト読込機能
本ソフトウェアでサポートされていないアタッチメントでも、デジタル信号と同期したX線測定ができます。Data Visualizationプラグインでは、外部アタッチメントで出力される時間vs物理量のテキストファイルがあれば、それを読み込んで、オペランド測定と同様の表示が可能です。