バックグラウンド測定機能
このオプションは、多元素同時蛍光X線分析装置Simultix15に付加することにより、1つの固定型分光器でピーク角度とバックグラウンド角度(ピーク角度より高角度あるいは低角度)の両方の強度測定を実現します。
検量線を作成する際に用いる試料では、マトリックスの状態が異なるためバックグラウンド強度が試料間で一定ではない場合があります。特に微量元素の定量の正確度を向上させるためには、目的元素のピーク強度からバックグラウンド強度を引いた強度(NET intensity)を使用して検量線を作成する必要があります。このオプションを用いてバックグラウンド強度を測定する場合、測定できる元素の総数は変わりませんが、専用の固定型分光器を追加する必要がなく、コストを抑えることができるメリットがあります。

対応製品
