単結晶X線構造解析装置

低分子化合物の三次元構造は、単結晶X線回折法により決定できます。
化学的または生物学的な測定対象となる化合物として、新規の合成物質、触媒、医薬品、天然物などが挙げられます。構造を調べたい化合物の単結晶に強力なX線ビームを照射し、得られた回折パターンをもとに最新のソフトウェアが自動で構造解析を行います。電子密度マップからは、分子間の結合に関する詳細な情報も得られます。

蛋白質の結晶構造解析は、生命活動や疾病に必ず関与する蛋白質や他の巨大分子について、原子スケールの分解能を持った構造データを提供できる、構造生物学に欠かせない技術です。リガクでは、結晶化溶液の作成から結晶の自動装着、高分解能X線回折データセットの自動収集まで、ユーザーの研究速度を向上させる機器を多数提供しています。

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