キャピラリ温調アタッチメント
キャピラリに充填した試料を加熱、回転させながらX線回折測定
キャピラリに充填した試料に吹付けヒーターから熱風を吹き付けて加熱し、キャピラリを回転させながらXRD測定を行うことが可能です。
針状結晶や板状結晶のように、通常のガラス試料ホルダーやアルミ試料ホルダーに充填すると配向しやすい試料であっても、キャピラリに充填して回転させることで、配向の影響を軽減した測定を行うことができ、かつ温度を変えながら測定することができます。
本アタッチメントヘッドの試料部は、最高300℃まで昇温可能です。
※別途、ベースの冷却用に冷却送水装置が必要です
仕様
測定温度範囲 | 室温~300℃ (温度設定熱電対は室温~400℃で設定可能) |
測温用熱電対 | K型熱電対(chromel – alumel)(インコネルシース、測温用と共用) |
昇温速度 | 最大10℃/min. |
温度安定性 | ±1℃ |
試料加熱方式 | 吹付けヒーター |
温度センサー | JIS K型熱電対 2本 ヒーター吹き出し口に温度設定熱電対、ヒーター内部にヒーター温度制御用を設置 |
温度調節部 | リガク製SmartLab用温度コントローラー PTC-EVO |
回転軸 | ωc軸(キャピラリ回転軸) |
回転速度 | 1~120 rpm |
Pt/C ナノ粒子のin-situ PDF解析
燃料電池運転時の熱的安定性を評価
結晶構造情報と粒子径情報を一度にPDFで解析!
固体高分子型燃料電池(PEFC) ※参考 :東北大学・和田山研究室HP