地質&鉱物

鉱物相、元素および化学分析 「リュウグウ」試料分析にも貢献

惑星の進化や地球の構造の研究において、岩石や鉱物の組成と分子構造の分析が日常的に行われています。地質学研究における中心的なツールとして長い間使われてきたX線分析技術は、微小部分析、マッピング、そしてスタンダードレスFP分析によってより強力なものになりました。蛍光X線分析(XRF)は地質材料の元素組成の同定ための重要な分析手法です。最新の波長分散型XRF装置は、小さな分析領域とXYステージを使用して、元素マッピングを行うことができます。鉱物相組成を定量的に測定するためにはX線回折(XRD)が用いられます。X線回折データのリートベルト解析は現在、定量的結晶相分析における最も強力な方法と考えられています。リガクはその技術と専門知識で、この分野に独自のソリューションを提供いたします。


「はやぶさ2」が持ち帰った「リュウグウ」の試料分析について
2021年6月23日 リガク大阪工場にて 波長分散型蛍光X線装置「ZSX Primus IV」を使用し元素分析を実施
2021年8月 4日 リガク本社にて 試料観察TG-DTA/GC-MS を利用し「リュウグウ」試料の水分量測定を実施

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