SmartLabを用いたオペランド測定用電池セル

オペランド測定用電池セル

オペランド測定(XRD-充放電同時測定)のために電池セルを選択する場合、ご目的や試料に合わせて下記を検討すると良い結果が得られます。

• 電池セルのタイプ
• XRD装置
• 充放電装置
• XRDの光学系(反射法や透過法)
  
  

電池セルのタイプ:

•  XRD用電池セル(リガクが提供している電池セルを用いて電池を組み上げ、XRD測定します)
• ラミネートセル(ラミネートセルを作製されている場合、そのままXRD測定可能です)
• コインセル(XRD用コインセルを使用することで、XRD測定可能です)

XRD装置:

• SmartLab / SmartLab SE:
  • SmartLabでは9kWオプションが用意されており、高強度の測定が可能です。
  • Cu線源以外にもAgやMo線源のような高エネルギー波長線源を用意しているので、電池セルの透過測定やPDF測定に対応できます。

充放電装置:

• SmartLabと充放電装置を同期して測定することが可能です。北斗電工株式会社(https://www.meidensha.co.jp/hkt/)、BioLogic Inc.(https://www.biologic.net/)の一部機種に標準対応しています。それ以外の充放電装置にも対応できますので、ご相談ください。

反射法もしくは透過法:

• 反射法:
  • XRD用電池セルやコインセルのXRD測定に向いています。X線窓の近くに位置する正極材や負極材の片面の情報を引き出すことが出来ます。
    
    

• 高エネルギー波長のAgやMo線源を用いることで、遷移金属が含まれている電池でも透過測定することが出来ます。また電池全体を透過させるので、
  正極材・負極材の情報を一度に取り出すことも可能です。