【お知らせ】リガク、高分子構造評価X線回折システム「DicifferX」WAXS EditionをJASIS2025にて発表
リガク・ホールディングスのグループ会社であり、X線分析装置の世界的ソリューションパートナーである株式会社リガク(本社:東京都昭島市 代表取締役社長:川上 潤、以下「リガク」)は、ラボラトリー環境で高分子材料の構造解析を圧倒的に効率化する、高分子構造評価X線回折システムDicifferX WAXS EditionをJASIS2025にて発表します。
WAXS(広角X線散乱)では、高分子フィルム、繊維、機能性薄膜、油脂など様々な高分子材料の特性を決定づける、原子や分子の配列、結晶構造、配向などの構造情報を非破壊で得ることができます。DicifferX WAXS Editionでは、ラボ環境でも数秒単位の高速測定と高い分解能を両立し、これまでにないスピードと精度での構造解析を実現します。
- 短時間で高精度の測定を実現
高輝度回転対陰極X線源と人工多層膜X線集光ミラーによって高強度のX線を微小なスポットに集光することにより、微小なサンプルでも、短時間で高精度の測定を実現します。
- ラボ環境での高速時分割測定にも対応
露光時間は僅か数秒に短縮され、ラボ環境で加熱、延伸、湿度などのin-situ試験における高速時分割計測を実施することができます。
- 自由度の高い試料空間と測定環境
ゴニオメーターのない広いステージには、大きなフィルム、シート、多検体試料ホルダーなどを、そのまま取り付けることも可能です。
- 結晶の配向などを可視化し直感的に把握
高分子材料の構造評価に特化した専用の解析ソフトウェアにより、物性に関わる重要な情報を定量的かつ視覚的に解析・表示し、材料の性能向上や新機能開発に貢献します。
【製品詳細】
https://rigaku.com/ja/products/x-ray-diffraction-and-scattering/xrd/dicifferx-waxs-edition
【リガクグループについて】
リガクグループは、X線分析をコアに熱分析等も含む先端的な分析技術で社会をけん引する技術者集団です。産業・研究用分析のソリューションパートナーとして1951年の創業以来、90か国以上でお客様と共に成長を続けています。日本国内で極めて高いシェアを誇り、海外売上は約70%に達しています。応用分野は、半導体や電子材料、電池、環境・エネルギーからライフサイエンスまで日々拡大中です。世界で2,000名超の従業員が「視るチカラで、世界を変える」イノベーションの実現に取り組んでいます。
詳しくはrigaku-holdings.comをご覧ください。