概要:
2020年末、小惑星リュウグウから地球へと届けられた5.4gの試料。人類が初めて手にする試料の解析に内外の研究者数100人が取り組みました。分析用に配布された極微量の試料から最大の成果を得る挑戦は1年にわたって繰り広げられました。
本Webinarでは、蛍光X線分析と熱分析を用いてリュウグウ試料に迫ったリガクの技術とその成果、測定現場で直面した課題と解決のプロセスを、当時の担当者自らが語ります。真空システムの開発、炭素・酸素・水素の定量精度を高める工夫など、機器メーカーとしての創意が凝縮された実例です。太陽系の始まりに関わるこの分析の舞台裏を通じて、リガクの技術力と科学への貢献をぜひご覧ください。
このセミナーで学べること
- 地球外試料分析におけるXRF・TG-MS分析の基礎と応用
- リュウグウ試料分析に求められた技術的工夫と対処法
- 微量・非破壊分析を実現する真空システムと測定条件の最適化
こんな方におすすめ!
- 宇宙科学・地球外物質分析に興味のある研究者・技術者
- XRFやTG-MSを用いた分析に携わっている方
- 少量試料や未知試料の分析に課題を感じている方
日時:2025年 10月9日(木)14:00~ 14:50(質疑応答含む)
定員:500名(無料:事前登録制)
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