熱伝導率測定

熱伝導率測定は、材料の放熱性・断熱性を定量的に評価するための重要な物性評価手法であり、樹脂、セラミックス、金属、電池材料、建材など幅広い材料分野で利用されています。代表的な従来法としては定常法、レーザーフラッシュ法、ホットワイヤー法などが挙げられますが、これらの手法では測定に適した試料形状やサイズが厳しく制限される場合が多く、試料加工や前処理に時間を要することが課題となっています。

MTPS(Modified Transient Plane Source;非定常平面熱源)法は非定常法に分類される熱伝導率測定手法の一つであり、試料表面にセンサを接触させるだけで迅速に測定・評価できる点が特長です。代表的な装置例としてTRIDENTに採用されており、固体に加え、粉体や液体、ペースト状材料にも対応でき、試料形状の自由度が高いです。MTPS法は迅速性と再現性に優れ、研究開発から工程管理まで幅広い用途で有効な測定手法として活用が進んでいます。さらにTRIDENTでは、TPS(Transient Plane Source)法や液体専用のTHW法(Transient Hot Wire;ホットワイヤー)をオプションとして組み合わせることが可能であり、熱伝導率測定の目的や試料特性に応じて最適な測定手法を選択できる点も大きな特長です。複数の非定常測定法に対応できる柔軟性は、熱伝導率測定の分析手法を検討する上で有用なアプローチの一つといえます。

Thermal Conductivity

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