XRD-DSC同時測定
X線回折(XRD)と示差走査熱量測定(DSC)を同時に実行
XRD-DSCは、DSCによる熱的変化とXRDの結晶状態変化を同時に測定する手法です。 これにより、多形転移、脱水、結晶化、凝固などの相転移に伴う結晶材料の変化を連続的にモニターすることができます。
主な特徴
- 結晶状態変化と熱的変化の同時測定
- 測定温度 室温 ~350℃(オプションにより -40℃~)
- 測定雰囲気 - 空気、不活性ガス、湿度(オプションのHUM-1を使用して最大90%RHまで)
メリット
XRDとDSCの両方を同時に測定できることは、時間と労力の節約だけでなく、ワークフローの合理化を可能にします。 さらに、同一の実験条件下で収集するため、データは直接的に相関を見ることのできる、信頼性の高いものとなります。 これにより、熱的および構造的変化を同時に追跡することが可能となります。
アプリケーション
有機材料、有機化合物 | 電子材料 |
医薬品 | 電池材料 |
ポリマーとプラスチック | その他の材料 |
アプリケーションノート
以下のアプリケーションノートは、この分析手法に関連しています。