正極材NCM焼成時の相変化挙動の調査
Application Note
BATT1010
はじめに
正極材料は、固相法で焼成し合成できることが知られています。in-situ XRD測定では、試料を昇温させながらXRDプロファイルを測定することで、焼成の過程を詳細に調べることができます。
構成分析
- 材料: 正極材料
- 用途: 研究開発
- 分析材料: Li(NixCoyMnz)O₂, NCM正極
- 使用機器: SmartLab、SmartLab SE
- 解析手法: 定性分析
Figure 1:各温度におけるXRDプロファイル
(原料粉末は600 ℃から反応を開始し、1000 ℃でNCM単体になっています。)
結論
In-situXRD測定を用いることで、焼結過程における試料の固相反応を捉えることが可能です。このように焼成条件を検討することで、適切な温度·時間を決定できます。