製剤開発を支える粉末X線回折シリーズ

透過法のすゝめ - ”試料全体”を見る医薬品のX線回折測定

粉末X線回折で医薬品を測定するとき、「反射法ではうまくピークが出ない」「反射法と透過法の使い分けが分からない」と感じたことはありませんか?粉末X線回折測定で一般的に用いられる反射法では、配向や試料表面の状態の影響により、正確な回折パターン取得が難しい場合があります。

本ウェビナーでは、これらの課題を解決する「透過法測定」に焦点を当て、その原理から反射法との違い、さらに医薬品試料を対象とした実測データを交えてわかりやすく解説します。透過法の基礎を一度に学べる内容で、これから医薬品の粉末X線回折測定を始める方や、再現性の高いデータ取得を目指す方に最適です。

多検体×多データ解析で実現する効率的なスクリーニング

医薬品開発におけるスクリーニングでは、膨大な化合物データを短時間で解析し、有効成分候補を見極めることが求められています。結晶多形の判別や結晶性評価に有効な粉末X線回折法(XRD)は重要な分析手法ですが、取得した多数のプロファイルを一つずつ解析するには専門知識と時間を要し、効率化が大きな課題となっています。

本Webinarでは、この課題を解決する「多データ解析」のアプリケーション例を紹介します。ウェルプレートなどで得られた大量のXRDデータを一括で処理し、解析結果を可視化することで、目視では見落としがちなパターンの違いや多形の分布を直観的に捉えられ、スクリーニング判断の精度向上につながります。多データ解析にお困りの方のお役に立てるソリューションとなっておりますので、関心のある方はぜひ視聴ください。

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