【お知らせ】リガク、MI-6と協業検討を開始 ― 分析装置とAIの融合で新材料開発を加速 ―
【協業検討の開始について】
株式会社リガク(本社:東京都昭島市、代表取締役社長:川上 潤、以下「リガク」)は、AIを活用したマテリアルズ・インフォマティクス(MI)関連の研究開発プラットフォーム「miHub®」を提供するMI-6株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:木嵜基博、以下「MI-6」)と、材料開発領域におけるデータ利活用に関する協業の可能性を検討するため、基本合意書(MOU)を締結しました。「miHub®」は、研究者の勘や経験に依存せず、データ駆動型の解析を誰でも実施できるプラットフォームであり、試行錯誤の過程をナレッジ化することで、組織全体での知識共有と研究効率の飛躍的な向上を実現します。
【協業の狙い】
材料探索のキーとなるリガクのX線分析装置や熱分析装置とmiHub®をシームレスに連携させることで、研究者の知見抽出や実験計画の高度化を支援し、新材料創出のスピードを大幅に加速させることを目指しています。現在、両社は分析装置と解析技術を接続するPoC(共同事業実証)の実施に向けて検討を進めており、将来的な新ソリューションの開発・提供も視野に入れています。
また、リガクは中期経営計画における基盤戦略強化の一環として「イノベーションを支える新材料開発」を重点分野に位置付けています。今後は、X線回折装置、蛍光X線分析装置、X線CT、熱分析装置とマテリアルズ・インフォマティクスを組み合わせることで、新材料開発を支えるトータルソリューションを提供してまいります。
【リガクグループについて】
リガクグループは、X線分析をコアに熱分析等も含む先端的な分析技術で社会をけん引する技術者集団です。産業・研究用分析のソリューションパートナーとして1951年の創業以来、90か国以上でお客様と共に成長を続けています。日本国内で極めて高いシェアを誇り、海外売上は約70%に達しています。応用分野は、半導体や電子材料、電池、環境・エネルギーからライフサイエンスまで日々拡大中です。世界で2,000名超の従業員が「視るチカラで、世界を変える」イノベーションの実現に取り組んでいます。詳しくはrigaku-holdings.comをご覧ください。