固体高分子形燃料電池の触媒層向けの材料として、火炎法で合成した多孔質CeO2ナノ粒子担体にPtナノ粒子を担持した材料(Pt/CeO2)が着目されています。
X線小角散乱(SAXS)と逆モンテカルロ(RMC)法を組み合わせナノ粒子集合状態の3次元構造を推定する方法を使い、Pt/CeO2を評価しました。
CeO2触媒担体およびPtナノ粒子集合状態の3次元的可視化に成功しました。同時に,分散したPt触媒量を定量的に評価できることを示しました。
(山梨大学 水素・燃料電池ナノ材料研究センターと株式会社リガクとの共同研究の成果で、研究の一部はNEDO「燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業/共通課題解決型基盤技術開発/高効率・高出力・高耐久PEFCを実現する革新的材料の研究開発事業」の支援を受けています。)
https://doi.org/10.1002/adts.202300713