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こんにちは。Rigaku News 6月号をお届けします。
今月号のメイントピックは、高分子材料評価、軽量化材料分析など、モビリティ分野を支える多彩な技術情報を集めました!
軽量化・高機能化に貢献する評価技術を紹介
モビリティ分野の進化を支える“材料評価技術”をテーマに、リガクは「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA 」に出展しました。軽量化に向けた内部欠陥の非破壊評価や、熱設計を支える熱伝導率の迅速測定など、実機とともに具体的な活用事例をご紹介。研究開発・品質管理の現場で役立つ、次世代モビリティ技術を支えるソリューションを多角的に発信しました。以下では、展示内容の一部をレポート形式でご紹介します。
樹脂材料や製品などの内部構造を非破壊で観察コンパクトなベンチトップ型のマイクロX線CT CT Lab HX
CT Lab HX は、コンパクトなデスクトップ型のマイクロX線CTで、高解像度~広視野を1台で実現する優れた汎用性が特徴です。
高解像度2.1μmと最大直径200 mmの視野を両立し、材料の詳細な内部構造を高精度かつ短時間で可視化します。
パネルでご紹介した測定の一例
ガラス繊維強化樹脂(GFRP)
ゴム製品(モーターベルト)
■ 関連アプリケーションノートのご紹介
マイクロX線CTによる ガラス繊維強化樹脂内の短繊維の配向解析
熱伝導率を簡単・迅速に測定 ~どんな試料でも 置くだけ簡単3秒測定~熱伝導率測定装置 TRIDENT
改良された非定常平面熱源(modified transient plane source)を用いているTRIDENT/MTPSは、センサー表面を絶縁処理することにより、粉末・液体・固体・ペースト試料の熱伝導率を3秒以内に測定できます。この画期的な測定手法は、熱物理特性の知見を必要とする幅広い分野(研究開発や品質管理)に貢献します。TRIDENTで液体を評価した一例としてエンジンクーラントの熱の伝わりやすさを正確に評価した測定例になります。
パネルでご紹介した測定手法
非定常熱線(トランジエント・ホットワイヤー)法 によるエンジンクーラントの熱伝導率測定
~ Coming soon ~来月開催! 人とくるまのテクノロジー展 2025 NAGOYA
未来の“走る”を支える解析技術が集結リガクブース[小間番号:11]にぜひお立ち寄りください
電動化、軽量化、資源循環——モビリティの進化に求められる材料技術は、ますます高度化しています。リガクはそれらの課題に応える最先端の分析・評価ソリューションを、本展示会で一挙公開!
見どころ満載の展示内容(一部):
会期:2025年7月16日(水) 〜 7月18日(金)会場:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)リガクブース:11皆さまのご来場をお待ちしています!
展示会公式サイト
高分子材料の「見えない課題」、X線CTで可視化する
高分子材料の内部には、ボイド(空隙)やクラック、繊維の配向不良など、性能や信頼性に影響を与える構造が存在することがあります。 こうした内部構造を非破壊かつ三次元で可視化できる技術として、近年注目されているのが「X線CT」です。
特に、密度が低くコントラストが得にくい高分子材料に対しても、低エネルギー特性X線や位相回復法などを活用することで、高精細な内部構造の観察が可能になります。今回ご紹介するウェビナーでは、リガクが提供するX線CT技術を用いた高分子材料の評価事例を紹介し、材料開発・品質管理の現場で「使える」実践的な活用法を解説しています。
以下のクイズに挑戦して、X線CTの基本と応用を楽しく復習してみませんか?
Q1: 高分子材料の内部構造評価において、X線CTは光学顕微鏡や電子顕微鏡と比べて、どのような特長がありますか?
Q2: コントラストが得にくい高分子材料をX線CTで鮮明に観察するために有効な技術は何ですか?
Q3: X線CTは、材料開発や品質保証におけるどのような課題解決に貢献すると考えられていますか?
ヒントはウェビナーの中に!ぜひオンデマンド配信中のウェビナーをご視聴ください。
※答え合わせはRigaku News 7月号で!
最低到達温度のさらなる拡大を実現
DSCvesta2で新開発したLN2ダイレクト冷却ユニット(LN2D)により、最低到達温度のさらなる拡大を実現しました。
LN2ダイレクト冷却ユニットは電源不要!
炉体部に液体窒素を直接流し入れることにより、-180℃から725℃という業界最大温度範囲の測定が可能になります。試料交換時も冷却ユニットを取り外すことなく行うことができます。
製品情報
DSCvesta2用LN2ダイレクト冷却ユニット
リガクはTG、DSC、TMA、発生ガス分析、熱伝導率計を中心に様々な熱分析装置を扱っています。
製品に関するご質問やお問い合わせ
WEB問い合わせフォームからお願いします。
薄膜X線回折法を学ぶならこのセミナー!
[前半]では、X線回折法による薄膜試料評価の概要、粉末Ⅹ線回折法との違い、薄膜評価用Ⅹ線回折装置の装置構成などをご説明します。続いて、最も一般的なX線回折測定を薄膜試料に適用した①アウトオブプレーン測定(2θ/ωスキャン)をご紹介します。
[後半]では、微小角入射X線回折法である②GI-XRD測定(2θスキャン)、③インプレーン測定の原理と実際の分析事例を交えて解説します(X線反射率測定は含まれません)。 学生の方をはじめ、業務上知識の習得が必要になった方など、X線回折法の基礎を学びたいという皆様のご参加をお待ちしています
このセミナーで学べること
こんな方におすすめ!
日時:2025年7月3日(木)13:00 ~ 16:00(質疑応答含む)
定員:500名(無料:事前登録制)
講演者:山本 泰司(アプリケーションラボ XRD分析グループ) 長尾 圭悟(アプリケーションラボ XRD分析グループ)
その他分析ウェビナー
様々なテーマでウェビナーを開催しています(無料)。
ご興味・ご関心にあわせて、是非ご参加ください。
今後のウェビナー一覧はこちら
学会・展示会出展情報
JTACC 2025(第4回熱分析および熱量測定ジャーナル会議)6月24日 - 6月27日
第45回日本骨形態計測学会
6月26日 - 6月28日
The 10th International Conference on Fatigue of Composites (ICFC10)
7月1日 - 7月4日
第52回日本毒性学会学術年会
7月2日 - 7月4日
日本文化財科学会第42回大会・2025年度総会
7月5日 - 7月6日
第7回 ファーマラボEXPO(インターフェックスWeek 東京)
7月9日 - 7月11日
LabAsia 2025
7月14日 - 7月16日
人とくるまのテクノロジー展 2025 NAGOYA
7月16日 - 7月18日
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